理系のパパの奮闘記

いろんな「育てる」を実際の場面を交え、発信します!

スキーでの学び

  先週は雨風が強く嵐のような天気でしたが、週末になると良い天気で暖かくなりましたね。溜まっていた洗濯物をようやく洗えてスッキリした気分です。

 

  この冬、家族で初めてスキーを楽しみました。私は子供の頃に毎年親に連れて行ってもらったので、ある程度滑れます。子供の頃を思い出し、妻と子供に教えようと思いました。でも妻から「スクールで教えてもらった方がいいんじゃない?」言われ、久しぶりに3人を教えるのは大変だなと思いました。また私も基礎を学び直す良い機会だと思い、費用はかかりましたがプライベートレッスンを受けることにしました。結果、妻も子供もスキーができるようになり、家族で一緒に楽しめるスポーツができ、妻に感謝ですね。

 

  子供たちは彼らなりのペースで上達しました。私が子供の頃はいきなりリフトに乗り、山の上に連れて行かれ、滑るしかない状況になり、親が滑るのを真似していました。それでスキーができるようになったのですが、それはあくまでも上達するための一つの方法ですね。

 

  初日到着してすぐにウェアとスキーのセットを借りましたが、子供たちには早かったようです。雪を丸めて雪合戦をしたり、雪だるまを作ったり、新雪に大の字になって寝転んでみたり、雪に慣れるところからでした。しばらくするとゲレンデのキッズパークに行きたいと言いました。いろんな種類のそりを使い、滑って転んでを繰り返しました。子供たちなりに徐々に滑ることの恐怖心を無くそうとしたのだと思います。

 

  2日目の午前にプライベートレッスンを受けました。スキーの履き方、スキーを履いて前へ進むことをコーチに教わりました。上の子はこけないように慎重に。下の子は感覚で先生がやっていることをうまく体で表現しました。二人とも共通だったのは、負けず嫌いなところ。うまくいかないと苛立ったり、悔しくて涙を流したり。感情が溢れそうになりながら、一生懸命トライしました。二人ともえらかったね。一通り教わったところでリフトに乗って、山の上へ。傾斜のなだらかなコースで私にとっては滑りやすかったですが、妻と子供たちには怖かったようです。先生の後ろをゆっくりとスキーをハの字にして滑っていました。上の子は先生の言うことに終始従順に。下の子は慣れてくると、一人列から外れ先に行ってしまいそうでした。。。

 

  レッスンが終わり昼食を取ると、緊張がほぐれたのか子供たちは安堵するとともに少し疲れた顔をしていました。午後からまたリフトに乗って皆で滑りたいなと思いましたが、子供たちはまたキッズパークへ行き、そりを楽しみました。親の思うようにはいかないですね。。。しばらくすると上の子がキッズパークの横の斜面で一人でスキーの練習を初めました。スキーが履けなかったり、転んで起き上がれなかったり、その度に近くに言って、「大丈夫。うまくなってるよ。」と励まし、手を差し伸べサポートしました。下の子は疲れていたのか、そりでも転んでばかり。怒りを爆発させ、雪の上で手足をバタバタして泣きました。抱き上げると、涙を流しながらすぐに寝てしまいました。

 

  最後の日の朝、私と妻で「リフトに乗って上から滑って降りてこようよ」と提案しましたが、子供たちは気が乗らない様子。何度か勧めましたが「嫌だ!」と言ってリフトに乗ろうとしませんでした。子供たちにはまだまだ恐怖心があったのでしょう。結局、キッズパークでそりで遊びました。今回はもうスキーはやらないかなと思っていると、上の子がキッズパークの横で再びスキーの練習をしました。下の子も上の子がやるのを見て、同じように練習を初めました。リフトに乗って上から滑ってくるのではなくて、ここで練習したかったんだね。何回もスキーを脱いで、自分の足で上に登って、またスキーを履いて降りてくる。それを半日繰り返していました。その時間が子供たちには、恐怖心を楽しみに変え、自信をもつ大事な時間だったと思います。親の希望ではなく、子供たちのペースに合わせる。そんな心の余裕が必要だなと思いました。

 

  帰り車に乗るとすぐに子供たちは寝ました。もっと子供たちとスキーをしたかったけど、子供たちは頑張っていたよね。妻とそんな話をしながら、家に帰りました。